平成20年2月定例会警察常任委員会

    第二号 三月二十四日(月)
◯委員出欠状況(出席十四人 欠席〇人)
    委員長   東  徹君(出席)
    副委員長  樋口昌和君(〃)
    委員    梅本憲史君(〃)
    委員    川合通夫君(〃)
    委員    長田義明君(〃)
    委員    西田 薫君(〃)
    委員    松浪耕造君(〃)
    委員    西川弘城君(〃)
    委員    関  守君(〃)
    委員    大前英世君(〃)
    委員    三宅史明君(〃)
    委員    池川康朗君(〃)
    委員    阿部誠行君(〃)
    委員    土井達也君(〃)
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午前十時再開
○委員長(東徹君) ただいまより警察常任委員会を再開し、質疑質問を続行いたします。
 通告により西田薫君を指名いたします。西田委員。
(西田薫君) 皆さん、おはようございます。自由民主党の西田薫でございます。
 本日は、この当委員会におきまして実に三十年ぶりとなる知事質問の機会を与えていただきまして、本当にありがとうございました。今回は暫定予算ということで、特別に御配慮いただきました委員長初め委員各位、先生方には改めて御礼感謝申し上げます。
 さて、橋下知事、知事と私は選挙中ほとんど毎日のようにお顔を会わさせていただいておりました。ただ、この議会、委員会におきましては、本日初めて議論をさせていただきます。改めて今回の御当選、そして御就任、まことにおめでとうございます。
 今、日本はますます東京一極集中になっております。その東京には、石原慎太郎という強いリーダーシップを持った政治家がおります。その東京に対抗すべく、ようやく大阪にもしっかりとしたリーダーが誕生できたんじゃないか、私はこのように思っております。どうぞ知事、この大阪を日本一、いや世界一のまちづくりに向けて頑張っていただきたいということをまずはお願い申し上げます。
 そして、選挙で応援させていただいた云々は別にしまして、あくまでもこの地方議会というのは二元代表制であります。政策においては是々非々で挑みたいと、このように思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
 それでは、早速質問させていただきたいと思います。
 今回、知事は、七月三十一日までの四カ月という暫定予算を急遽編成されました。私、これは非常に勇気が要ったことだと思います。恐らく歴代の知事であれば、こういうことはできなかったんじゃないかな、まさにこの橋下大改革の第一歩であるというように私は非常に高く評価をさせていただいております。
 ただ、ただですね、この当委員会に付託された警察費におきましても、建設事業が四カ月の先送りということになったわけであります。もし今回通年予算を組んでいた場合、当委員会に付託された案件としましては、女子単独留置施設という建設が本来であれば盛り込まれていたということであります。今、この留置施設というのは非常にもう満杯な状態でありまして、これは私、一刻も早く整備すべき問題だというふうに認識をしております。
 そういった中、知事は、子どもが笑うというテーマに沿った形で予算配分をしていくということでありました。じゃ、実際子どもが笑うというのはどういったことなんでしょう。知事の選挙公約の中で、小学校の校庭の芝生化というのがありました。これは私、非常に賛同しております。私の前任者であります、今守口の市長になってます西口市長も、みずからの公約にも盛り込んでおりましたし、今ちょうど守口市も小学校の芝生化というのを予算計上していまして、ちょうど今、議会で議論をしてる最中なんですね。
 確かに、小学校の校庭芝生化というのも、子どもさんたちは芝生の上で遊べると、当然これは喜ぶことだと思うんですね。しかし、小学校から一歩外へ出ると、そこには犯罪者がいっぱいいる、また暴動が起きてるということであれば、子どもたちは笑えないかと思うんですね。それよりも、むしろ大きな石ころがある、また雑草が生えてる、ほんとの原っぱのような状態であったとしても、そこが安全なまちであれば、子どもは元気で生き生きと外で遊ぶことができると思うんです。
 私は、昨年の十二月に本会議で一般質問をさせていただきました。太田知事が最後の十二月議会であります。今思えば、橋下知事のもとで一般質問をしたかったなというふうに思っておりますが、これはなかなか順番が回ってきませんので、二年ぐらいあと待っていただきたいなというふうに思っておるんですが……。
 そこで、私、冒頭、今社会福祉とか教育、問題は山積してるんですね。しかし、何よりも命が一番大切である。いざというときに、行政がどう責任を持って府民の皆さんの生命と財産を守っていくか、その意識とその体制の確立が最優先課題であると、このように訴えたわけです。
 そこで、その命と一番直結した問題というのが、この安全安心なまちづくりだと思うんですね。この安全安心なまちづくりに一番直結しているのが、やはり私はこの警察費になるんじゃないかなと、このように思っているわけであります。
 そこで、まず知事にお伺いさせていただきたいのが、この命を守るという観点から、またその安全安心なまちづくりという観点からも、今回は私、女子専用の留置施設等々を早急に整備していただきたいと、このように思っているわけでありますが、まずは知事の御認識、そして御所見をお伺いしたい、このように思っております。どうぞよろしくお願いいたします。
知事(橋下徹君) 府警の留置施設につきましては、収容率が高い水準で推移しており、その緩和策として、単独留置施設の設置が有効であると府警本部から聞いております。
 このため、府としても、府警と連携して単独留置施設の建設を進めることとし、今年度実施設計を行ったところでありますが、暫定予算には、原則として債務負担行為の現年化のみを計上するとの方針で、今回計上を見送りました。
 委員御指摘のとおり、安全なまちづくりということがすべてにおいての基礎となることは十分承知しております。委員の御指摘の点、大変重く受けとめておりますけれども、何とか今回、府政大改革を行うプロセスとしまして、私の一存で今回暫定予算にさせてもらいました。
 安全なまちづくりという点は本当に必要なことであること、十分承知しておりますが、苦渋の決断としまして、六月までの間に、一たんすべての今回の事業につきましても、府警本部と十分に協議させていただきますので、暫定予算ということで御了解いただきたいと思います。
◆(西田薫君) 恐らく暫定予算ということでの御答弁なのかなという中で私も質問をさせていただいているんですが、知事、選挙期間中、知事は選挙カーの上に乗って毎日のように街頭演説されてましたよね。私、いつもその街頭演説を選挙カーの下で、熱心に、そして盛大な拍手を送りながら拝聴させていただいておったんですね。
 すると、知事はこういうことをおっしゃってましたね。僕は、山口県光市母子殺人事件の弁護団から訴えられてる立場である、いえば私は被告の身であると。しかし、こういう私でも立候補できるのは、これは大阪だからなんだ、大阪の温かい皆さんの御支援があるからなんだとおっしゃっておられましたよね。なるほどなというふうに私聞いておったんですね。
 ただ、もう一言つけ加えていただきたかったのが、要は、あの問題、僕は憤りを感じてるんです、あの事件は許せないんだ、だからこそ本村洋さんの奥さんやお子さんのような犠牲者はもう出したくない、この大阪からも出したくないんです、僕が大阪府民の皆さんの命を守ります、大阪の安全な安心なまちづくりに向けて真剣に頑張ります、だから私を支援してくださいと、ここまで私、言っていただきたかったんです。
 しかし、日ごろの知事の言動を聞いてると、全くそういうお気持ちを持っておられるというふうに私確信をしております。本当に犯罪被害者のことを思い、非常にやさしい方だと、私確信しているんですね。だから、当時、一弁護士であった知事が、あの大きな弁護団、そしてあの大きな弁護士会と真っ向勝負できたと思うんです。そういった中じゃ、私非常に尊敬はしておるんです。
 そういった中で、今回ほかにもいっぱい問題があります。教育の問題もいっぱいありますね。その中で、私はこの予算だけは修正をしていただきたい。もし仮にこの予算だけが修正に応じたというふうになれば、じゃほかの問題もいっぱいあるじゃないか、ほかの政党やほかの会派の方も、じゃこっちの要求も聞けということになるかもしれませんし、またこれマスコミにおいても、議会に屈したという報道がなされるんじゃないかなというのは想像できるんですね。
 しかし、私、全く見方を変えまして、要はほかにもいっぱい問題がある、しかしこの問題だけは、安全安心なまちづくりに向けて僕は本腰を入れて、ほんとにこの大阪をよくしたいんだという意思表示を全国に発信できる最大の、そして最高のチャンスじゃないかなというふうに思っておるわけであります。
 私も、ほかの人たちがこういった修正を出すと、じゃ私たちの自民党議員団の要望も聞いてほしいと、そんな小さな次元で話をしていることでもないですし、と同時に、これだけ修正案に応じたからといって、ほかの人たちは、じゃこっちも修正出してくれよと、そんな小さな話、そういう議会にはならない、もっともっと議会って良識あるものだというふうに私は思っております。
 と同時に、今回、暫定予算組まれた、非常にこれは勇気の要ることです。しかし、議会の意見を聞いて、修正するというのはもっと勇気が要ることだと思うんですね。そこで、再度知事にお伺いしたいんですが、私は、ぜひともこの警察費だけは今回の暫定予算の中に盛り込んでいただきたいというふうに思っておりますが、改めて知事の御決断をお伺いしたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。
◎知事(橋下徹君) 委員の御指摘は本当に本質をついている御指摘でありまして、私としましても、じゃそれに理論的にどう答えるのかというところは非常に難しいところではあります。
 ただし、府警本部からは、今回の対応で完成がおくれる分、過剰収容の解消や捜査効率の向上が確かに先延ばしになるけれども、捜査の遂行に直ちに大きな影響を及ぼすことはないということも、これも本当は府警本部はすぐさまの建設ということを要望しているんでしょうが、私の今回の暫定予算のこの気持ちといいますか、その意図するところを酌み取っていただいたのか、府警本部からもこのように、遂行に直ちに大きな影響を及ぼすことはないということの見解を聞いております。
 このような状況ですので、理論的なお答えということになっていないのかもわかりませんが、政策的な判断、政治的な決断ということで、六月ころまでに全事業をゼロベースで点検した上で、きちんと府警本部と協議して判断していきますので、今回の私の政治決断に何とぞ御理解をいただきたく思います。修正はしない方針でやっていきたいというふうに思っております。済いません。
◆(西田薫君) 今、知事、答弁書がある中ででも、じっくり私の目を見ながら、本当に知事の心の中の思いというのを切実に言っていただいたと思うんですね。それは私も非常に評価をさせていただきます。
 実際、そうなんですね。この四カ月先延ばしになったからといって、じゃ大阪の治安は悪化するのか。絶対そうじゃないと思うんですね。大阪府警としては、この安全なまちづくりというのは全力を持ってやっていただきますので、四カ月ずれたからということですぐ混乱するというわけじゃないというふうに私は思っているんです。先ほど私も言いましたとおり、要はこのことだけを修正案を出すということが、橋下知事は、大阪のまちづくり、本当に安心して生活できる安全なまちづくりに向けて頑張るんだという意思表示になるんじゃないかという思いから、私、修正案を求めたわけであります。
 ただ、今、知事がほんとにじっくり悩みながら御答弁されたというのは、ほんとに知事自身は、安全安心なまちづくりを真剣に考えておられるということは私理解できました。きょうはインターネットでも多くの方が見られてると思うんですけど、決して橋下知事は、安全なまちづくり、どうでもいい問題なんだというふうには思っていないということを皆さん理解されたと思うんですね。そこで、最終的には知事の御決断ですから、私もそれはもう尊重させていただこうと思っておるわけであります。
 この前、先々週ですかね、三月の十三日に国会におきまして参議院予委員会が開催されてまして、そこで私の師匠であります参議院議員の吉村剛太郎−−私、その吉村先生のもとで十年間東京永田町で秘書をやってまして、その後、市会議員を一期経験して、今回府会議員に初めて初当選したわけなんですね。その吉村先生が冒頭福田総理に、あなたは先の先じゃない、後の先だ、後の先の戦術を使うと。また、その後の先を使える人ほど強い人はいないということで、総理を評価しておったんですね。
 知事もそうですし、私もラグビーをやってましたもので、その後の先という意味がよくわからなかったんですね。私も調べてみると、これは柔道の世界でよく使われる言葉らしいんですね。吉村剛太郎というのが柔道六段ですので、さすが柔道家だなというふうに思うんですが、ぜひとも知事も後の先を使えるような強いリーダーになっていただきたいなというふうに思っております。
 知事の先ほどの決意も聞きましたもので、この第一ラウンドは私の負けでありますが、ただ知事もラグビーをやってた、私もラガーマンです。あとはノーサイドの精神でこれからもやっていきたいと、このように思っております。どうぞよろしくお願い申し上げまして、私の質問を終わらせていただきます。
 と同時に、済いません、もう一件だけ、この留置所というのはやっぱり早急に整備していただきたいというふうに思っておりますので、改めて六月めどということで、七月の臨時議会に審査されるかと思うんですが、ぜひともこの予算だけは計上していただきたいということを要望いたしまして、私の質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。
○委員長(東徹君) 次に、関守君を指名いたします。関委員。
(関守君) 知事さん、おはようございます。
 先ほども話しありましたけど、この委員会に三十何年ぶりに知事さんが出ていただきました。大阪府下の治安情勢等、議論できることを幸せに思っております。
 民主党の関守でございます。
 まず最初に、本部長からは、この委員会の冒頭に、大阪府の治安情勢が今どうなってると、過去の経緯と現状と、それから将来に対しての詳しい説明がありました。知事さんに細かいことを聞く気はありませんが、基本的に、知事になられて、大阪府の治安に関する現状をどのようにお考えになっているかということをお示しできますか。
知事(橋下徹君) 大阪の犯罪情勢につきましては、平成十九年の刑法犯認知件数は、ピーク時の平成十三年から三四%減少し、ひったくり件数も、ピーク時の平成十二年から五八%減少しております。このように、犯罪情勢は着実に改善に向かっていますが、全国的にはまだまだ厳しい状況にあるものと認識しております。
 府警本部も一生懸命頑張って、数字上ではかなりの改善を見られているんですが、やはり実際の体感するその治安というものに関しましては、まだ府民がほんとに治安がよくなったということを体感できていないことと、またこのように数字が減少しているということもうまく全国に広報できていないところもあって、私は、きちんと府警が頑張っているその姿を、これからは積極的に広報、全国的に発信はしていこうと思っております。
◆(関守君) ありがとうございました。
 この議会の初めに、知事から、今後の財政収支の見通し、粗い試算というのを出されました。この中に、性質別構造の中にたまたま人件費、警察二千三百五億円というのを載せて、取り組める項目と手をつけていきたい項目とか、いろんな方面で取り組みをされているんですね。
 そんな関係でお聞きしていきたいわけですが、例えば安心安全を守る警察の任務ということにつきまして、私どもが過去どういうことを言うてきて、どのようなことを警察に求めてきたかということをまずお話をして、お考えを聞きたいと思います。
 私も、三年前でしたか、ニューヨークへ行ってきました。危機管理室に行っていろいろお話聞きました。その後にハーレムに行きまして、なぜニューヨークのハーレムがあれだけ消えたか、地下鉄の落書きがなぜ消えたかを聞きました。
 ニューヨークの危機管理室の方、それからハーレムの改革をやっているNPO法人の方の基本的な認識は、やっぱり警察力は非常に必要だと。それは圧力でみんなを締め上げるということじゃなくて、やはり市民が目で見た安心、特に制服の警察官に対する非常な安心感を覚えてるんですと。
 それで、ニューヨークの場合、例えば昔からテレビでよく出ますけど、ニューヨークの警察官の巡回方式は、パトカーに乗って、もしくはパトカーではない通常の車両に乗って警察官がまちの中へ行って、窓をあけて、おい、おまえそんなんしたらいかんぞ、おまえそんなことだめだと、おりてきてやるとかいうのが通常だったようですわ。ところが、ハーレムを改造しようというときに何をしたかといいますと、各通りを見渡すと、必ずそこに制服警察官がいてるということをやってきた。そうすると、必ずどこかに警察官がいる。それで、ニューヨーク市警は、歩く制服警察官を相当ふやしたようであります。もともとアメリカでは考えられなかった。警察も大変ですから、襲撃されるとさっと脱出ができるように、パトカーに乗って巡ら、警らしてたようです。
 そんなことから大分変わって、今やハーレムは非常に−−ほかの政策もあるんですよ。ハーレムのど真ん中にスーパーマーケットをつくって、そこに職のない人たちを全部あげたとか、それで非常にきれいになったと。
 で、何が言いたいかといいますと、数なんですね、数。我々は過去から、府警のこの状態、また大阪の治安の状態を考えると、やはりもう少し増員してほしい。キタやミナミの拠点ですね、繁華街、それから私が住んでます堺市の北区というような住宅地、それぞれの対応能力はありますけどね、ぜひそういう中で数をお願いしたいと言ってきました。
 これは金がかかるんですね、お金がね。で、やっぱり予算の問題がずっとついていく。それから、今回警察常任委員会で審議しますと、人件費だけではなくて、先ほどお話しありましたように施設の問題、それから我々、府民からたくさんの要望がある交通関係の信号の話、それでたまたま私の所在地は、堺市が政令市になったおかげで区に分かれましたが、交番がなくなっちゃって、前回の委員会で、ぜひ本部長、交番考えてくださいよと、こうお話をして、そして全員でまちをよくしようと、こんなことでお願いしてきました。
 そういう中で、知事さんかわられました。それで、知事さんの今年度予算の方針をずっと聞いてまいりました。私は、過去からすべての常任委員会や議会で、こんなふうに知事さんはやってほしいなということを申し上げてきました。一つは、国と対峙してほしい。これは東京を目指すとか国とどうこうじゃなくて、やっぱり今緊急なのは地方財政の徹底的な改革。国の財政も改革せないかんけれども、地方財政が−−きょう毎日新聞に特集で二面で載ってました。まさにあのとおりや。このことに対してよく見識を出してほしい。
 二つ目は、大阪府のみずからの徹底的な財政再建、そのことをやる。あわせて、選択と集中。事業をあれもこれもじゃなくて、必要なものをやっぱりすべきや。過去に、過激なことを私も申し上げてきました。例えば、建設予算一年間三千億とめてみいや、一年休んだって府民は怒らへんでと。しかし、次、翌年やりまんがな。一年間、三千億ぼんと落ちる。各部ごとに一年間お休みさせたらどうやと。極論ですけど、そんなことを申し上げてきました。
 しかし、行政としてなかなかそれができない。これは逆にジレンマもありますけど、やればできるという確信はありました。しかし、これには必ず徹底した情報公開と、そして最後に徹底した説明責任がついて回るんですね。
 今回の暫定予算は、すべてずっと私の発想と同じですから、よしとします。しかし、最後の説明責任、これを七月の議会まで待たないかんというふうに理解してます。いや、説明したくてという話はあったとしても、細かいことに対する説明責任、これは府庁内部、警察官内部、そして府民全体に対する説明が七月に行われることについて、暫定予算は先ほど苦渋の選択だとおっしゃったので、それでいいと思うんですが、私は、やっぱり権力を持ってる行政の長として間違えたと思ってます。ただ、それを思い切りひっくり返して、それをやったけどこんだけいいものができたということに期待をしておきたいと思っています。
 なぜかといいますと、私は、暫定予算の考えのときに、私は知事がおっしゃった一言がずっと耳について離れないんです。今の者が泥をかぶる、将来の子どもたちのために、将来の人たちために、この発想は権力者としていささか危険だと私は思ってます。例えば、優秀な人ばかりのいいまちをつくるために、邪魔になるやつは要らんという発想につながりかねない。きっと知事はそう思っておられないと思いますね。
 都市計画がある。だれが考えてもいいまちが計画された。しかし、先祖代々私はこの土地で、おじい、おばあからいるこの土地を動きたくない、近代的なまちも要らん、何も要らん、ただ私はここで農業したい。だったら、全体の幸せのために一気にそれをつぶしてしまいますかということにはならん。そういう意味で、泥をかぶらせずに、今の人にも泥をかぶせない、将来の人にも泥をかぶせない、これが政治家の一番つらくて難しいところだと思うんですね。
 原点は民主主義だと思うんです。民主主義というのは、いろんな人がいろんな意見を持ってますから、なかなか難しい。非常に遠回り。なかなかすぐ結論が出ない。これが民主主義の原点だと思ってるんです。人間はそれでよしと私は理解してますね。そういう意味から、今回の暫定予算を組まれたということについて、最後の説明責任という面で、私どもは非常に、言葉は悪いですけど不快感を持っておりまして、議論してまいりました。
 ただ、このことについては、ぜひ次の議会で一つ一つ議論できる機会があるわけですから、それまで府民の皆さんや府の職員の皆さんや警察官の皆さんに、しばし待ってくださいよと、私も言うつもりであります。ただ、この結論について私自身非常に不快感を持っております。知事さん、何かお考えがありましたら。ぱっと座って質問なしやと言うと、またおまえ議論させへんとか言われたらあきませんので、御感想あったらどうぞ。
◎知事(橋下徹君) 委員からほんとに大変勉強になるお話をいただきまして、感謝しています。
 まず、最初に御指摘いただきました国との対峙ということですが、これは私もきっちり肝に銘じて、国に言うべきところは言っていく。ただし、そこでまたけんか腰になっては、今の地方分権といいますか、地方公共団体の制度がやはり国が先にありきの制度になっている以上は、国にもバックアップしてもらわなければいけないところもありますので、言うべきところは言って、お願いするところはお願いするという姿勢で、何でもかんでも対峙姿勢ということではなく、そこはバランスを持った政治感覚で何とか頑張っていきたいと思っています。
 ただし、やはり税源ということに関しては、知事就任後まだ一カ月ちょっとなんですけれども、やはり非常に不均衡だなと、これではなかなか地方分権という形で地方が独自性を持った施策をとり行うことはできないなということは今痛感しておりますので、またここはいろいろと御指導いただきながら、国に対していろいろと要望を出していきたいと思います。
 後半の説明責任のお話は全くそのとおりでありまして、今回は私の一存で暫定予算という形をとりました。担当部局は、既に平成二十年度の予算をほとんどすべてつくっていたんですけれども、私が就任前にいろいろと無理難題の要望を出して、結局のところは暫定予算ということを私の一存でやった次第なんですが、確かにこの期間の中で説明が不十分であったことは、これはもう私の全責任であります。
 今後、できる限り早い段階で、これは次の五月の議会もありますので、なかなか早期に私の案として出すことは難しいかとは思うんですけれども、改革の素案、プロジェクトチームの案というような形であっても、なるべく早く早期にその案を公表しまして、議会の皆様方と府民の皆様に議論をしていただきたいというふうに思っています。
 このようなむちゃな予算を組んだ以上は、委員御指摘のとおり、最終的にはきちんとした説明責任を果たしていきたいと思っていますので、その説明責任が不十分な場合には、また議会でいろいろと厳しく御批判をいただければというように思っています。
◆(関守君) ありがとうございます。ぜひ期待をしておりますし、知事の直観力とそれから素直さといいますか、はっきりと物をおっしゃるということを含めて、ぜひ続けていただきたい。
 ただ、先ほどもありましたけど、府民の意見として、どうもこれは間違ってる。間違いをできるだけ起こさないでほしいんですが、すぐ転換する、そして説明責任をしっかりやっていく。それで、今の人にも泥をかぶさない。将来の人にも泥をかぶさない。非常に難しい挑戦でありますが、ぜひ邁進していただきたいと思います。
 二つ目の話なんですが、大阪府警は、実は暴力団対策について、私から見ますとちょっと先進的に動いていただいておりまして、今、国会のほうに暴力団対策法の改正法案が出ておりまして、国全体の法律は、要は官庁、税金に群がる暴力団、このことをどう排除していくかということにやっと一歩前進しようとしてるんですね。
 知事さんは弁護士さんですので、知事の立場と弁護士は違いまして、弁護士さんの立場でいきますと、やっぱり職業やそんなことは関係なしに、依頼者に対しては弁護するという根本精神は過去あったと思うんですね。知事になられて、暴力団関係のやっぱり行政的な取り組みが今非常にあるということを認識していただいておると思いますし、関係して質問をさせていただきたいと思うんです。
 その前に、大阪府警が今どのように取り組んでるか確認をさせていただきたいと思います。
 大阪府と大阪府警本部といろいろ取り組みをされて、暴力団排除に向けた大阪府に対する通報制度というのがあるんですね。このことについて、暴力団排除に関してどんな取り組みを行ってるか、府警本部のほうにお聞きしたいと思います。
刑事部長(熊本倫章君) お答えします。
 行政機関と連携して行う暴力団排除対策について、主要な対策としては四つあると思います。
 一点目は、行政対象暴力への対策であります。行政機関やその職員に対する暴力団等からの不当な要求に対応するため、府下のすべての自治体と管轄警察署の間で行政対象暴力対策協議会を設置するなど、行政対象暴力に対する連携を強化しております。
 二点目は、生活保護からの暴力団排除であります。厚生労働省が示した暴力団排除のガイドラインに基づき、警察と福祉事務所等との連携を強化し、生活保護の申請時における情報提供や、警察が暴力団員の受給を把握した場合の通報など、生活保護からの暴力団排除を強化しております。
 三点目は、公営住宅からの暴力団排除であります。昨年四月に、東京町田市の公営住宅で発生した暴力団員のけん銃発砲・立てこもり事件を契機として、国土交通省から暴力団排除のガイドラインが示されました。これに基づき大阪府営住宅条例が改正され、条例の中に暴力団排除条項を盛り込むとともに、新規入居者及び既存入居者に関する情報提供など、公営住宅からの暴力団排除も強化しております。
 四点目は、公共工事からの暴力団排除であります。平成十八年四月に施行された大阪府暴力団等排除措置要綱に基づき、当府警と大阪府との間で、大阪府が発注する契約からの暴力団排除に関する合意書を締結し、指名除外措置要件についての照会や通報を行うなど、公共工事からの暴力団排除体制を確立しております。
◆(関守君) 暴力団等排除措置要綱の制定に伴う合意書というのはどういうものですか。
◎刑事部長(熊本倫章君) お答えします。
 現在の大阪府暴力団等排除措置要綱は、昭和六十二年四月に施行された大阪府建設工事暴力団対策措置要綱を、建設工事以外の契約についても適用するなど、暴力団の排除強化に向けた改正を行ったものであります。
 従来は、指名除外の措置をとる要件として、入札参加資格を有する業者が、一つは、暴力団関係者である場合、または暴力団関係者が経営に事実上参加したき、あるいは不正に財産上の利益を得るため暴力団関係者を使用したとき、また一つ、暴力団関係者に金品、物品、その他財産上の利益を与えたときの三つが定められておりました。
 その後、平成十八年四月にこの要綱が改正され、それまでの要件に加えて、さらに三つの要件を追加されました。新たに追加された要件とは、入札参加資格を有する業者が暴力団員と社会的に非難されるような関係を有した場合、暴力団関係業者であることを知りながら下請契約を締結した場合、必要な措置をとるべく勧告を受けた日から一年以内に再度勧告を受けた場合であります。
 この改正に伴い、当府警と大阪府は、大阪府が発注する契約から暴力団の排除を徹底するために合意書を締結しております。合意書の内容は、大阪府は、入札参加資格を有する業者が指名除外措置要件に該当するか否かについて府警に照会することができる。府警は、大阪府からの照会について回答する。府警が指名除外措置要件に該当すると認められる事実を確認した場合は、大阪府へ通報するなどであります。
◆(関守君) 具体的にどのような取り組みをされてきましたか。
◎刑事部長(熊本倫章君) お答えします。
 入札参加資格を有する業者が、入札の指名除外の措置要件に該当するか否かの大阪府からの照会については、平成十八年は六百七十二業者の六百八十四人、平成十九年中は、三千七百八十業者の三千八百二十五人の照会がなされ、府警からそれぞれについて回答を行っているところであります。
 また、府警から指名除外措置要件に該当すると認めて大阪府に通報した件数は、平成十八年に二件、平成十九年及び平成二十年に各一件の合計四件であります。
 平成十八年に通報した二件のうち一件は、指名参加資格を有する業者の下請として参入してきた業者の役員が、暴力団幹部と親密な交際をしていたことから通報したものであります。
 もう一件は、入札参加資格を有する業者の役員自身が暴力団幹部と親密な交際をしていたことからの通報であります。
 平成十九年十月に通報した一件は、入札参加資格を有する業者の役員が、元暴力団幹部の葬儀において葬儀委員長を務めたほか、暴力団組織に定期的に進物をつけ届けするなどの親密な交際をしていたことが判明したことから通報したものであります。
 本年二月に通報した一件は、入札参加資格を有する業者の役員が、暴力団員を使用して下請参入の要求をしたことから、指名除外措置要件に該当するとして、これを大阪府に通報したものであります。
◆(関守君) 大阪府に通報する目的はどうなっていますか。
◎刑事部長(熊本倫章君) 大阪府に対する通報は、暴力団対策の一環として実施しているものでありまして、公共工事から暴力団を排除することによって、暴力団の資金供給源が遮断されるとともに、行政の健全性、公平性が確保されるとの観点から、府警としても鋭意これを推進しているところであります。
 警察としては、今後さらに大阪府との連携を強化して、総合的な暴力団排除対策を推進してまいる所存であります。
◆(関守君) そこで、知事さんにお聞きしたいんですが、今大阪府警は、大阪府と共同して、府と共同してる部分は、一つは府営住宅、もう一つは公共工事から締め出すということがあるんですね。まず、一般的に暴力団に対するイメージね、知事さんはどう思っておられるかということと、現在大阪府警並びに大阪府がやってるこの施策について、御感想がありましたらお示しください。
知事(橋下徹君) まず、私の暴力団に対する認識ですが、昨年四月に、暴力団幹部による長崎市長射殺事件が発生したのを初め、その後も全国各地で暴力団員らによる銃器発砲事件が相次ぐなど、みずからの利権のために銃器等を使った暴力に訴えるというのが暴力団の本質であると認識しております。
 また、暴力を直接行使したり、暴力を背景とする脅しを武器に、国民や企業、近年では行政機関等から不当な利益を得ている集団であり、暴力団こそまさに府民の敵であり、社会の敵であると認識しております。まして、公共調達における暴力団の関与につきましては、府民の貴重な税金が暴力団の資金源となる可能性もあることから、非常に憂慮すべきことであると認識しております。
 また、大阪府のこれまでの、また今行われている施策等につきまして、私は就任後、大阪府のいわゆる契約から暴力団等を排除する措置というものを勉強させてもらいましたけれども、かなりしっかりと連携をとりながら、また具体的な効果も出しているのではないかというふうに認識しております。
◆(関守君) 先ほど刑事部長からお示しあったように、十八年に条例改正した以降、要綱改正した後ですね、大阪府からも昨年度一年間で三千数百件という問い合わせを出してるんですね。警察も大変でしょうが、それにずっとこたえられてると。それだけ入札契約の府の意識も上がってきてるんだと思ってるんです。ねらいは、知事のお答えのとおり、やっぱり資金源を断つということなんですね。そのためにこういうことをしてやってるんですが、今から言います二つ、順番にお考えを聞きたいんです。
 これは問題があるのが二つありまして、一つは、今の要綱の中で、大阪府警から大阪府に通報が来ます、通報がね。そのときには、この業者が黒だというて通報するんです。実名入りで来るんです。それが府に来まして、大阪府の指名登録業者であった場合は、即刻指名停止なんですね。そのものが黒だったらだめというペナルティーなんですね。要は、資金源を遮断する行為に一気に移るんです。
 二つ目、大阪府の指名業者ではないが、黒だと。大阪府の日々やってる業者さんが下請でよう使うてる業者、おるで−−過去にこれ例が一回あるんですね。これも実名入りで、この業者は大阪府が使ってる、例えばこの場合は二十三社です。二十三社のゼネコンさんが使うてる、使うた実績のある黒さんがあると。このものはだめだ、こう通報が来たんですね。大阪府は、この要綱にのっとって、二十三社に対して、これは使うたらあかん、こう言うてるんですね。しかし、このときに実名公表せずなんです。府警本部の書類には公表されてるんです。だから、公文書公開条例をすれば実名はわかるんですよ。ただ、府は公表しなかった。二十三社に対してだけ、こいつは黒だと、こう言うたんです。
 どんなことが起こるかといいますと、二十三社以外がそいつを使うたときにどうするんですかと。弁護士さんやからおわかりですね。だれか市民がそのことを知ってた。こいつ黒やと例えば大阪府に訴えるとします。大阪府はそれを呼んで、今の要綱でいきますと、おまえのとこ、どこ使うてるんかと確認して使うてますと、指示した日から使うたら違反なんですね。それ以前は知らなかったということで逃げれるんですわ。ところが、府警本部からの書類は公表してますから、文書に書いてますからね、それを知ってた人がおかしいやないかと言うたら、この話は例えば営業妨害になります。おかしいやないか、営業妨害や、だれが通報した、こうやられたときに、その通報者の権利を守れますかと。
 みんなが暴力団に対してそういうことをやろうというときに、なぜ府が公表できないか。これは、要綱、合意書がそうなってるんですわ。大阪府は、あくまでも指名登録業者に対して何とかしようという発想なんですね。ところが、府警本部は、大阪刑事部第四課がありまして、日ごろから対策を打って捜査もやってくれてる。捜査権の行使をできることは、直接法に触れれば、きっと警察がやってくれるんですね。ただ、巧妙にやられてて、どうもこいつらが仕事をすること自体が税金が流れていくぞということで通報が来てるんですね。だから、指名登録以外の業者の通報に対して府がどうするかということ、これちょっと甘いんですね。だから、必ずこれも関係してくるんですよ。
 だから、そのことについて、私は、改正するべきやし、一度検討してほしいなと思ってるんですが、知事さんの御見解いかがですか。
◎知事(橋下徹君) 今後、入札資格登録のない業者が措置要件に該当し、府警本部から通報を受けた場合におきましては、暴力団排除を徹底していく観点から、当該業者の公表及び下請契約からの排除が可能となる方策について、府警本部とも協議しながら進めていきます。
◆(関守君) ありがとうございます。
 二つ目の問題です。
 実は、どこまで実名を挙げていいかわからんのですが、堺に大規模テレビ会社が来ましたね。ところが、ここが先ほど言いました二十三社、この黒を使うたらいかんぞという二十三社のうちの一社が、この大規模テレビ会社のメーンゼネコンとしてやっとるんですね。ほんで、黒やというやつを使うとったわけです。ほんで、その施主さん−−テレビ会社もゼネコンさんも、私たちこれは民民の仕事や、一々大阪府に言うてもらわんでもええわときっと思うてたんでしょうね。堂々と使うとった。ほんで、いろんなところから府に通報が来たんです。府も困るんですよね。要は、今までの要綱は、大阪府の公共工事に対してかんでるんですね。ところが、あるところでこんな意見が出た。民民の仕事とちゃうやろうと。この大規模テレビ会社、三百三十億円の税金を突っ込んでいくんやと。補助金なんですね。そのものが許されたら、我々の税金がやっぱり資金源に回るんとちゃいまっかということがあった。
 当時の措置は、まず施主さんを呼んで、どうなってますか、これは排除されてる業者さんなんですよと問い合わされたんですね。ほんなら、施主さんはゼネコンさんを呼んで、あんたんとこはこれ知ってたやろうと。いや、だけど民民やから問題ないと思いましたと。ほんで、大阪府に対して、民民はだめですかと。ところが、大阪府に、補助金の分は公共工事とみなすというところが何もない。ただ、そのときは、やっぱりまずいんとちゃいまっかと話ししてる間に、施主さんがもうやめとこと、今回こういうことになったんですね。
 ところが、本当にこのままでいいかと思いまして、きょう知事さんに、今後、大阪府は企業誘致も含めていろいろ補助金がありますね。どうされるかということを見解を示していただきたいと思います。
◎知事(橋下徹君) 委員御指摘のとおり、直接、間接を問わず府の補助金が暴力団の資金源となるとすれば、非常に憂慮すべきことであると考えます。
 ただし、府の補助金は、さまざまな相手方事業に対して交付しており、補助事業が行う契約も多岐にわたっていることから、府においてその内容を詳細に把握することは難しい点があり、府としてどのような対応があり得るのか、今後研究していきたいと思っています。
 例えば、暴力団該当企業だということをどうやって照合するかということなんですけども、これ民間のその契約について暴力団の照合をしようと思うと、補助金を交付する際に全取引先を挙げてもらうのか、ないしはこちらのほうから暴力団情報をすべて、補助金を打つ相手方に全部開示するのか、いずれかをしなければいけないということで、これは非常に難しく、またどのようにしていかなければいけないのかということは、府警本部、また委員の皆様方と協議をしながら−−公共工事であれば、府庁内で照合することは可能なんですけれども、そうじゃない民の事業に関して暴力団情報をどうやって照合したらいいのかということは、今回のように告発みたいなものがあれば、それをきっかけとして照合できますけれども、そういうものがない段階ですべての情報を開示するのか、ないしは全取引業者を全部こっちによこせと言うのか、非常に難しい問題だとは思うのですが、この点は、補助金である以上は、照合するシステムを何とか考えていきたいとは思いますので、府警本部並びに委員の皆様方ときちんと協議をしながら研究をしていきたいというふうに思っています。
◆(関守君) 前向きな御答弁いただきまして、ありがとうございます。
 先ほど最後にちょっと悩まれたのは私も同感でありまして、例えば建設工事、土木工事に限ってそうだと言えば、すぐわかるんですね。ところが、大阪府のやっとる事業は、そこに暴力団がおるということじゃないんですが、例えば大阪府住宅供給公社が事業をやってると。ほんで、大赤字こいてる特賃事業がありますね。家主さんにぼんと渡して、入居者がおらんようになっても家賃払いますよとばかなことやってきたから、お怒りだと思いますけど、大赤字で真っ赤。国がそんなんせいと言うてきたからやったと言いわけしてるけど、そうじゃないね。みずからやらんかったら、やらんでよかった。例えば、その家主さんがどうだと言われたら、立派な税金の資金源が行くわけですね。
 ただ、大阪府警本部で非常に御苦労願って、十九年度三千七百何件も照会して、これは白か黒か灰色か、どういう作業をされてるかはまた別にしまして、意思表示をされてきてると。そんなことを含めまして、ぜひ府警との連携を密にしていただいて、我々、本当にこの社会で妙な形で税金が変な食い物にならんように監視をし、努力をし、制度をつくっていきたいと思うんですね。国の暴力団対策法、今の国会に出てますけど、まだまだ不十分やと思うてます。そんなことを含めて、ぜひ御尽力と御努力をお願いしたいと思ってます。
 時間まだあるんですけどね、何分って自分で決めてました。あとの議論は、ぜひ次ちゃんと予算が出たときに、いろいろな角度でもう一度知事と議論をしたいと思っています。
 きょうお話ししたとりあえず民主主義の難しさ、そしてやっぱり権力はあるわけですから、自分が決めたことは大概できる。で、やられたらいいと思うんです。だから、そのときにまずやっぱり必ず振り返ってほしいなということと、そして言い過ぎかわかりませんが、周りを余りイエスマンばかりにしない。文句を言うやつがようけおるほうが、きっと知事のおっしゃる百年後に、橋下ってすごい知事がおったなということにつながると思いますので、ぜひ議論をされて、府民のために御尽力いただきたいと思います。
 質問を終わります。ありがとうございます。
○委員長(東徹君) 次に、阿部誠行君を指名いたします。阿部委員。
(阿部誠行君) 日本共産党の阿部誠行です。
 冒頭、いささか唐突な感じもするんですけども、知事御自身にとってのセーフティーネットとはどんなものなのか、何とお考えでしょうか。
知事(橋下徹君) 一概にセーフティーネットというものを定義するのが非常に難しいところでありますが、府民の安全安心、また競争の土俵にそもそも上がれない人に対するサポート等、これはやはり最終的にその予算の範囲内で優先順位の高い、まずはイの一番にその施策を優先しなければいけないものということまでしか定義づけができないものというふうに思っております。
◆(阿部誠行君) いや、知事御自身にとって、知事のセーフティーネットは何と。自分にとってセーフティーネットというのはどんなものか。
◎知事(橋下徹君) 自分自身ですか、個人ですか。そうなれば、働けなくなったときの収入保障でしょうか。
◆(阿部誠行君) 府民それぞれにとって本当に大事なセーフティーネットとしての最低というんですかね、これは私は憲法二十五条が保障している生存権かなと、これが本当にセーフティーネットかなと。働けなくなったときの生活をちゃんと支えられるという知事のそれらも含めてだと思います。
 さきの常任委員会で、私は警察官の待機宿舎の老朽化の問題を質問をさせてもらったんです。大阪府の警察待機宿舎整備基本計画の概要の中で、待機宿舎の位置づけとして、大規模災害発生時等において、大量の警察力を迅速に動員し初動措置を行うために、警察官を集団的に居住させることが可能な待機宿舎を整備することにより、集団警察力を確保するというふうに宿舎は位置づけられているんです。
 この宿舎の安全確保は、これは欠くことができないことだというふうに思うんですが、知事はどう思われますか。
知事(橋下徹君) 待機宿舎に関しましては、警察職員の働くモチベーション、またその生活をきちんと確保するという上で必要不可欠であるというふうには認識しておりますが、やはり限られた予算の範囲内で、あとは優先順位をどの程度に、何番目につけるのか、そこは非常に悩ましい問題であるというふうに認識しております。
◆(阿部誠行君) 待機宿舎というのは、今位置づけとして、大規模災害などが起きたときに、いざというときに大量の警察官を派遣するという、そういう意味では非常に重要な役割を果たす、そういう役割を持たせた宿舎だと。そういう宿舎が安全でなきゃならないというのは当然だというふうに思うんです。
 予算のことは、今回は余り聞かないので、余り先にそれを言わないでください。
 それで、実態を知事にも知ってほしいということで、もう既に聞いておられるかもしれませんけども、この宿舎は、単身用、世帯用を合わせて大阪府内に五十三カ所ありますが、築五十年の単身寮を初め、四十年以上が二十三カ所もあります。宿舎の老朽化が進み、しかも狭隘で、世帯用でも二Kとか三Kとか二DKという実態です。私が住んでる地元吹田にある待機宿舎も、青山台が築四十二年、二DK、古江台、築四十一年の二K、北千里は築四十一年の二Kと、これは全部世帯用の宿舎です。こういう本当に古い、狭い、しかも耐震性からいっても問題がある、危険だ、こういう状態にあるわけですね。
 先ほどのセーフティーネットではないですけども、住まいは人権というふうにも言われてますし、セーフティーネットそのものだというふうに思うんです。老朽化の進んだこんな実態で、本当に安心安全な住宅と言えるかと。言えないんじゃないかというふうに思うんですが、知事は、この実態についてはどういうふうに思われますか。
◎知事(橋下徹君) 御指摘のとおり、警察の待機宿舎等につきましては、昭和四十年代以前に建設されたものが約半数を占めるなど、老朽化が進んでいることは承知しております。
 また、委員御指摘のとおり、警察職員の方々がきちんと府民の安全を確保する上において、こんな状態でその士気といいますか、そういうものがきちんと維持できるのかということも私は十分承知しております。ただ、この待機宿舎や単身寮につきましては、まずは府警本部において御検討いただいて、その内容をお聞きした上で適切に対応していきたいというふうに思っております。
◆(阿部誠行君) 昨年九月の議会で私がこの問題を取り上げて、ぜひ宿舎の建てかえも含めてきちんと整備すべきではないかということで質問させてもらったんですけど、そのとき、今知事がお答えになったように、この問題は課題だと。警察本部としても、この問題については整備計画に基づいて課題として受けとめているという答弁でした。
 しかし、最初に紹介しましたけれども、大規模災害等でいざというときにはそこから出ていくというわけです。しかも、千里ニュータウンは、今、府営住宅も公社住宅も、昭和三十年代、四十年代、築五十年、四十年という住宅は全部建てかえの時期に入ってもう始まってるんですね。しかも、先ほど紹介した警察の待機宿舎のあるすぐ隣で、公社住宅も府営住宅も今建てかえが始まりました。いわば、全体が建てかえてる中で警察の宿舎だけが取り残されたような状況になってるんですね。ぜひこれは一体として、整備計画が四地域に分けて整備するというふうに計画されていますから、北部ということで考えれば、この時期に本当に老朽化しているものを建てかえする基本的な計画を早期につくる必要があるんじゃないかというふうに思うんですが、知事はどうでしょうか。
◎知事(橋下徹君) 先日、自衛隊の入隊式に私出向いたんですけれども、やはり命をかけて働く職場、自衛隊、警察官、消防署員、そのほか救命救急隊にせよ、海上保安庁にせよ、そのような職業の方には、やはり本当は我々は最大の敬意を表しなければいけない。そうでなければ、命をかけて働いている人たちに対して申しわけないと私は思っております。
 今回も、府警本部としましては、建てかえ等について要望したいことは恐らく山ほどあるかと思うんですが、府の財政状況にかんがみていただいて、今、府警本部と協議といいますか、私としても本当にこれは何とかしなきゃいけないという思いはあるんですけれども、予算のことは言うなということを委員から御指摘を受けましたけれども、何せこの限られた財政でどうするのかということで、今はこれはもう警察職員初め皆さんに本当に申しわけないという気持ちでいっぱいですというその感情論しか言えないところは申しわけないんですけれども、本当に命をかけて働いてくださってる皆さん方に対して、もう申しわけない気持ちでいっぱいです。
 ただし、行政の長としましては、やはり予算の配分ということに関しまして、府警本部の皆さんにもお願いをしながら、御協力をいただきながら、その整備計画等につきましても、今後きちんと協議をして対応していきたいというふうに思っています。
◆(阿部誠行君) まさに府民の安心安全を守るために最前線で体を張って頑張っている警察官のこの待機宿舎、しかもこれは一般住宅というよりも、いざというときに量が必要だということでそこに住まわせているわけですから、ましてやそこが安全な場所でなきゃならないし、先ほど言いましたように、周辺の府営住宅や公社住宅は、同じような時期に建てられたものがもう既に建てかえに入ってる。一般の府民の皆さんの安心安全も当然府としてはやらなきゃならないし、あわせてやっぱり同じ場所にあるわけですからね、これはぜひ、お金がという、命はお金にかえられませんからね、ぜひその点では、先ほど気持ちは十分伝わりましたから、その気持ちでこの建てかえ整備については最優先課題として位置づけていっていただきたい。その覚悟をぜひしていただきたいんですが、どうですか。
◎知事(橋下徹君) 覚悟は、気持ちはあるんですけれども、あとはその予算の議論の中で、六月をめどに改革素案を出す上において、ぜひ委員からも私の素案に対して厳しく御批判等いただきながら議論をさせていただきたいと思ってます。
◆(阿部誠行君) 何度も繰り返すようですけども、千里ニュータウン、その周辺は今建てかえ整備が進んでるところですから、そこにあるものですから、これは一体として計画が進められるんではないかというふうに思いますから、ぜひ覚悟を固めてほしいというふうに思います。
 それから、二つ目は、先ほど西田委員のほうからも質問がありましたけども、女性専用の単独留置施設の建設の問題です。
 知事は、代用監獄制度についてどんなふうにお考えでしょうか。これは、弁護士をしておられた関係もあるんで、代用監獄制度についての−−今は監獄とは言わなくなってるんですけども、これは知事のお考えだけ、一言で結構です。
知事(橋下徹君) 未決拘禁者の人権を保障しつつ事実の真相解明に向けて最大限の努力をするように求められた上での、こうした治安と人権の調和を目指して制度化された留置施設だと考えております。
◆(阿部誠行君) 一般的に代用監獄制度については、さまざまな問題、指摘もされてますから、基本的なその点についての知事の見解をまずお聞きしたかったんです。
 今ある留置施設等については、もちろん今知事が答弁されたように、十分そういう点を踏まえた上で活用されているというふうに、そうでなきゃならないというふうに思うんです。
 ただ、この議論のときに、現在、本来国が整備しなきゃならない刑事施設、拘置所ですね、この整備が大変おくれてる。そのために、今警察の留置施設を代用せざるを得ないというふうな実態にある。拘置所の整備が不十分なために、留置施設もいわば収容率が非常に高い、過剰な収容状況になってると。これがその背景にあるというふうに思うんです。この点については知事はどんなふうに認識しておられるでしょうか。
◎知事(橋下徹君) 拘置所の収容状況等につきまして、今直ちにすべて数字を把握してるわけではないんですけれども、委員御指摘のとおり、私自身も弁護士業をやっていたときに、拘置所の収容状況についてかなり余裕がなくなってきているということも聞いていますので、そのように委員御指摘のような影響があるものというように思っています。
◆(阿部誠行君) 知事自身が法律家としてもよく御存じのことなんで、もうこれは私が紹介するまでもないことですけども、一九八〇年の法制審議会で、関係当局は、将来できる限り被勾留者の必要に応じることができるように、刑事施設の増設及び収容能力の増強に努めて、被勾留者を刑事留置場に収容する例を漸次少なくすることというふうな答申を全会一致で出されている。要するに、そういう状況は解消するようにと。そのために、国は計画的に整備をすべきだということなんですね。
 それからまた、未決拘禁者の処遇等に関する有識者会議提言についての日弁連の意見が出されてますけども、そこでも代用監獄の漸減に向けての具体的、現実的な対応策は既にあるというふうに言ってるんですね。予算等の条件を許す限り拘置所を増設することはもちろんであるけれども、効果的なものは、現在進められている大規模独立留置場、これは原宿とか立川などでもう既にあるんですけど、拘置所に移管することであるという、こういう提案をしてるんですね。
 今回、大阪府も留置場が非常に収容過剰になってると。これを解消しなきゃならないと。しかも、女性の犯罪者がふえてるということで、そういう必要性があるということで私も説明を受けたんですが、これは財政負担は大阪府がしなきゃならないわけですし、その後の管理についてもそうですから、そうなると国の法務省の所管である拘置所に移管すれば、財政的な負担も、あるいはそういう施設等を建設する際にも、国の法務省との関係も考えれば、これだけ財政が大変だと知事が今も言っておられることからいっても、これは一考することが必要なんじゃないかというふうに思うんですけど、どうですか。
◎知事(橋下徹君) 基本的人権の尊重ということでは、法制度上は、拘置所で勾留するということが建前になってるんでしょうが、反面、事案の真相解明という刑事訴訟法の第一条の基本原則、ないしは治安維持、処罰の必要性ということを考えると、実務上はやはり拘置所だけではなく、代用監獄に留置するその実務上の必要性もあるかと思います。
 ですから、そこはあくまでも処罰の必要性と基本的人権の尊重というバランスをとりながら、単なる収容能力の問題に限らず、事案の真相解明という観点からも若干考慮する必要があるのではないかというふうに私は思っています。
◆(阿部誠行君) 全体としては代用監獄制度、これはもう解消していく。そして、被疑者というか、勾留してる人たちの人権をきちんと保障していく。捜査上必要だということで、長時間にわたって留置場に勾留するということ自身は、今いわゆる冤罪の問題なんか出てきてる中ですから、今後進んでいく方向としては、ぜひきちんと区別してやるという方向でいかなきゃならんというふうに思うんです。
 この点については、大阪弁護士会からも要望が出てますから、これも委員会で私のほうからも要望しましたけども、やむを得ずこうした女性専用の単独の留置場をつくる場合は、今答弁がありましたように、人権に十分配慮したそういう施設としてつくっていただく。この点を知事にもぜひ要望しておきたいというふうに思います。
 最後に、時間が来ましたんですけども、警察互助会への補助金を、知事は三互助会全部廃止だということで方針を出しておられますけども、先ほど来言ってますように、府民の安心安全を守る、しかもその互助会の事業が、死亡弔慰金だとか、あるいは殉職への弔慰金だとか、あるいは公傷で入院したときの見舞金だとか、いわば本当に警察官の皆さんが府民の安心安全を守るために、その職務の中で不幸な事態になったときなどを含めて、こういうことの支援策としてやられてる互助会の事業です。
 これは、三互助会それぞれあると思うんですけど、私は、こういう互助会への府の−−額にして、十九年で四億円ですよ。本当にそういう点では、府として、こうした危険な職務に携わっている警察官の皆さんへの支援策というのは続けるべきだというふうに思うんですが、どうでしょうか。
○委員長(東徹君) 阿部委員に申し上げます。申し合わせの時間が参っておりますので、何とぞよろしくお願いいたします。橋下知事。
知事(橋下徹君) 先ほどもお答えしましたが、警察官のその職務内容というものにかんがみれば、いろいろな面で府民は敬意を表さなければいけないものというふうに私は思っていますので、この警察互助会が今までやってきた事業につきましては、私は否定するつもりはありません。
 ただし、これは互助会への補助金の投入という形じゃなくて、やはり税である以上は、これはきちんと法制度化、法律をつくってもらいたいと僕は思ってるんです。警察官に対する敬意を表する、警察官が業務によって命を落とした、そのことに関して国民挙げて給付事業を行う、敬意を表する、こういうものをやらなければいけないと思いますが、私が今回廃止ということを決めましたのは、これは互助会への補助金投入という形では、やはり府民は納得できないのではないかと。ぜひこれは国を挙げて、国の法律としてきちんと、警察官並びに消防士さんも含めて、命をかけて職を行っている人に対するその制度をきちっと国で法律化をしていただきたいというふうに思っています。
◆(阿部誠行君) 今のことを私は提案しようというふうに思ったんですが、さっき知事のほうから答弁の中で出ましたので、ぜひそういう点では新しい支援策というんですかね、補償制度なども含めて、国や、あるいは府としても独自にも考えていただきたいということを最後にお願いしまして、終わります。どうも。
○委員長(東徹君) 以上で通告の質疑及び質問は終わりました。
 これをもって付託議案に対する質疑並びに所管部門に関する質問は、終結いたします。
    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
○委員長(東徹君) この際、暫時休憩いたします。
午前十一時十分休憩
    ◇
午前十一時二十五分再開
○委員長(東徹君) ただいまより休憩前に引き続き委員会を再開いたします。
 これより意見の開陳があります。
 通告により西川弘城君を指名いたします。西川委員。
◆(西川弘城君) それでは、意見開陳をさせていただきます。
 本議会に提案された平成二十年度予算は、四カ月の暫定予算となりました。この暫定予算に対する問題点は、私どもの代表質問において、るる質問、指摘したとおりであります。
 今日の大阪府の治安情勢は、依然として厳しいものがあり、暫定予算が及ぼす影響をかんがみれば、府民の不安は大きいと言わざるを得ません。
 しかし、橋下知事は、七月の臨時議会において本格的予算を提案すると表明はしたものの、財政的な不安の解消に全く至ってはいないし、我が会派の一般質問、各委員会質問を通じても明らかに示されませんでした。
 府下の治安情勢は一層の厳しさを増す現在、本委員会に付託された案件は、知事が重要視するまさに府民のセーフティーネットにかかわるものであり、そのことから知事のセーフティーネットに対するビジョンは全く見えないものと判断しました。
 また、暫定予算に不計上となっている予算や事業の必要性は、生活者、生活弱者の生命に直結する課題ばかりであります。
 財政再建の取り組みに対しては、我が会派も、今日まで積極的に指摘し、取り組みのさらなる強化を申し上げてまいりました。
 府民の生活者の不安と混乱を招くことなく、説明責任を果たす観点からも、財政健全化と治安向上のバランスと整合性を一層認識すべきと考えます。
 以上のことから、当委員会に付託された平成二十年度大阪府一般会計暫定予算の件である第一号議案のみに反対いたします。ただし、残余の議案には賛成の態度を表明いたします。
○委員長(東徹君) 次に、阿部誠行君を指名いたします。阿部委員。
◆(阿部誠行君) 日本共産党の阿部誠行です。
 意見開陳を行います。
 今議会は、橋下府政最初の予算議会でした。知事は、就任早々、財政非常事態宣言を行い、すべての事務事業、出資法人、公の施設、さらには人件費のあり方について、聖域なくゼロベースでの総点検、見直し、収入の範囲内で予算を組む、そのため今議会へは七月末までの四カ月の暫定予算を提案されました。新規事業はもちろんのことですが、継続事業で、しかも通年予算とすべきと考えられるものまで四カ月の期間限定予算とされたことで、市町村を初め府民サービスに多大のマイナス影響を及ぼすことになりました。交番整備費も予算化されていません。府民の命、安心安全に暫定はありません。
 この機会に三点について意見を申し上げます。
 第一に、警察医制度、監察医制度の充実強化の問題です。
 今日、異状死体は、犯罪の多様化、孤独死の急増、新たな感染症の出現など死因究明体制の強化が課題となっています。府監察医事務所の運営費の削減で、現場は多くの困難を抱えています。大阪市以外の地域では、警察医の皆さんに協力をお願いしていますが、支援体制が決して十分ではありません。府警察本部も体制の強化が必要との認識を示されました。人と予算の拡充が必要です。監察医の使命は、不自然死した人の人権を守るため、死の真実を代弁することであるとの大阪府監察医事務所の言葉を重く受けとめたいものです。
 第二に、代用監獄廃止の問題です。
 住之江署敷地内に女性専用単独留置施設の建設にかかわって、本来、国の責任で拘置施設の整備を早期に進め、警察署の留置施設における過剰収容状況解消を図るべきです。国への要望を一層強めることを求めます。
 第三に、警察官待機宿舎の建てかえ促進、互助会への補助金問題など、一層の待遇改善が進められるよう要望しておきます。
 今議会、本委員会に関係する議案中、一号と十九号には反対です。議案六十号 特定事業契約変更の件は、PFI方式での建てかえ事業には我が党は反対していますけれども、今回の件については賛成することを表明をし、意見開陳を終わります。
○委員長(東徹君) 以上で意見の開陳は終わりました。
    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
○委員長(東徹君) これより議案を採決いたします。
 付託案件一覧表は、お手元に配付いたしておきましたから御参照願います。
    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(イメージ)付託案件一覧表
○委員長(東徹君) 採決は、議事の都合により分離して行います。
    ………………………………………
○委員長(東徹君) 初めに、第一号議案中関係事項を起立により採決いたします。
 本案について、原案のとおり決定することに賛成の方は、御起立願います。
   (賛成者起立)
○委員長(東徹君) 起立多数であります。よって、第一号議案中関係事項は、原案のとおり可決されました。
    ………………………………………
○委員長(東徹君) 次に、第十九号議案中関係事項を起立により採決いたします。
 本案について、原案のとおり決定することに賛成の方は、御起立願います。
   (賛成者起立)
○委員長(東徹君) 起立多数であります。よって、第十九号議案中関係事項は、原案のとおり可決されました。
    ………………………………………
○委員長(東徹君) 次に、第六十号議案を採決いたします。
 お諮りいたします。本案は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
   (「異議なし」「異議なし」)
○委員長(東徹君) 御異議なしと認めます。よって、第六十号議案は、原案のとおり可決されました。
    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
○委員長(東徹君) 次に、本委員会の継続調査事件を議題といたします。
 お諮りいたします。本件は、さらに閉会中継続調査とすることに御異議ありませんか。
   (「異議なし」「異議なし」)
○委員長(東徹君) 御異議なしと認めます。よって、本件は、さらに閉会中継続調査とすることに決定いたしました。
    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
○委員長(東徹君) 以上をもちまして本委員会の議事は全部終了いたしました。
    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
○委員長(東徹君) これをもって警察常任委員会を閉会いたします。
午前十一時三十二分閉会
 警察常任委員会
   委員長 東  徹